リーマン：欧州部門も買収で基本合意 野村ＨＤ

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今日の故事ことわざ

　「提灯に釣り鐘」
　　　（ちょうちんにつりがね）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解説は末尾です

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--記事抜粋--

リーマン：欧州部門も買収で基本合意　野村ＨＤ

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--要点--

野村ホールディングス（ＨＤ）は２３日
米証券大手リーマン・ブラザーズの欧州・中東部門を買収することで基本合意した。

２２日に基本合意したリーマンの日本事業を含むアジア・太平洋部門の買収に続き、
欧州部門も買収することになる。

英国、ドイツ、ロシアのほかアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）、カタールなど欧州、中東
の１０カ国が対象で欧州部門は統括拠点のロンドンを含め、パリ、ローマなど計２０
の拠点がある。

投資商品の設計や温室効果ガスの排出量取引などに高度なノウハウを持ち２００７年
度の営業収益（売上高）は、アジアのおよそ２倍にあたる約６３億ドル
（約６６００億円）に上る。

アジア太平洋部門と合わせて、リーマン全体の人員の２割近い約５５００人を
戦力に迎え入れる。

買収価格は非公表としているが、数百億円規模と見られる。

ただ、リーマンの自己資金でしていた投資や取引関連の資産と負債は引き継がない。
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--用語--

M&A (Mergers and Acquisitions）（合併と買収）の略

新規事業や市場への参入、企業グループの再編、業務提携、経営が不振な
企業の救済などを目的として実施される。

日本法上の概念としては対象企業のコントロールを得る手段として捉えられる。
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--記事背景関連--
　　
野村ＨＤは、低所得者向け高金利住宅ローン（サブプライムローン）問題に絡み、
０７年１～９月期に約１４５６億円の損失が発生したため米国での住宅ローン担保証
券事業から完全撤退し、社員の削減も進めるなど米国事業を縮小した。だが４月に
渡部賢一社長が就任してから欧州やアジアでの海外事業に積極的な姿勢に転じた。

渡部社長は「２４時間の間にアジア・太平洋部門に加え、欧州・中東地域のビジネス
領域を一気に拡充できた」とのコメントを発表した。


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--故事ことわざ解説--

提灯と釣り鐘はよく似た形をしているが
　　大きさも重さもまったくちがう
　　そこからつりあわないこと、比べ物にならないことの
　　たとえ。

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