鉄鉱石 ブラジル大手 さらに1割追加値上げ

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今日の故事ことわざ

　「槿花一日の栄」
　　　（きんかいちじつのえい）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解説は末尾です

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--記事抜粋--

鉄鉱石　ブラジル大手　さらに1割追加値上げ
　
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--要点--

　　ブラジルの資源大手のヴァーレが日本の鉄鋼メーカーに
　　10月からの出荷分の鉄鉱石について1～2割程度のの値上げ
　　を求めている。

　　鉄鉱石の本年度契約は年度の初めに前年度の65％値上げで
　　合意されていたが、今回の要求はきわめて異例えある。
　
　　これは7月に英豪系資源大手のリオ・ティントやBHPビリトン
　　と最大で96.5％の値上げ幅で決着していることに対する
　　差額分の上乗せをねらってのことと考えられる。

　　この要求は中国や他の国々にも提出されているため
　　日本のみこの要求を突っぱねるのは難しいと見られる。

　　今年度の国内鉄鉱メーカの負担増はすでに年間5000億円
　　に登ると見られるが、今回の要求でさらに250億円程度
　　の追加負担が生じることとなる。




　　　

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--用語--

　ヴァーレ
　　ブラジルの総合資源開発企業である
　　主力商品は鉄鉱石であり、鉄鉱石の生産・販売のシェアは
35%で世界一
　　他にも、アルミニウムや銅、金、マンガンなどの資源開発や
、鉄道・海運・発電も手がける。　


　リオ・ティント
　　多国籍の鉱業・資源グループ
　　1995年に英国に本拠をおく鉱業会社 RTZ とオーストラリアの
CRA が二元上場会社を形成することにより成立


　BHPビリトン (BHP Billiton)
　　世界最大の鉱業会社
　　2001年にオーストラリアの会社であるブロークンヒル・
プロプライエタリー (BHP)とイギリスの会社で南アフリカ
　　で大規模に操業する会社であるビリトン (Billiton)
　　が二元上場会社となることにより形成された。

　

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--記事背景関連--
　　
　　世界的な資源高の影響で
　　日本の国内産業に多大な影響がではじめている。
　　
　　戦後日本経済の発展に貢献してきた加工貿易の根底が
　　崩れ始めてきている感じをうける。

　　原料を安く買い、付加価値をつけて輸出する。

　　資源高はすでに今までの常識が通用しないところまできたようであり
　　トヨタ自動車の新車値上げなどにみられるように
　　消費者の生活にまで影響しはじめている。


　　　


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--故事ことわざ解説--

木槿（むくげ）の花は朝開いて夕方にはしぼむ
　　そのはかなさを人の世の栄華のはかなさにたとえ
　　たもの。

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